健康や美容へのいろいろなメリットを期待できる水素水

水素水とは水素を豊富に含む水です。健康や美容に良いとされていますが公的な濃度の定義はなく、各社様々です。ただし高濃度の水素が活性酸素を除去することが分かっているので将来的な研究結果に期待できます。飲む場合はコストを考えて摂取します。
美容や健康に良いと評判の水素水ですが、どんな水なのかと尋ねるとよく分からないという人もいるはずです。テレビで芸能人が飲んでいると聞くと、なんとなく自分も飲んでみようかなと考えてしまいがちですが、やはり体内に取り込むものなのでどんなものなのか知っておいた方が安心です。ここでは水素水とはどのようにして作られ、どんな効果があるのかについて分かりやすく解説するので参考にできます。

水素水とはどのようにして作られるのか

水素水

水素水とは人工的な手段で通常の水よりも水素を多く含ませた水のことです。どれだけの水素量を含んだものを呼ぶというような公的な定義や基準はありませんが、生命科学分野における水素の可能性について研究を進める団体が「含有量が0・08ppm以上のものを水素水とする」と定義付けています。ただし研究は進められていますが、医学的な根拠を示すには至っておらず研究結果が待たれます。水素水を作る方法はいくつかありますが、そのひとつは水素ガスを加圧下で充填し水に直接溶かす方法です。

マグネシウムを使う方法もあり、水とマグネシウムの化学反応によって水素を発生させ、それを飲料水に溶かします。電気分解を利用する場合は水の中に電極を入れ通電することで水素が発生するので、それを飲料水に溶かします。現在主流になっている水素水を生成する装置では電気分解を活用する方法、水素水サーバーを利用する場合は水素ガスを直接溶かす方法が一般的です。いずれにしろ水素水を飲む場合は人工的に作り出すしかないわけですが、水素水サーバーを利用して水素ガスを直接飲料水に溶かす製法だと飲料の性質を変えることなく高濃度な水素水を作り出すことができます。

普段口にする水やミネラルウォーターとの違い

水素水

水素水とミネラルウォーター、水との違いは水素の含有量はもちろん、その生成方法です。まずミネラルウォーターですが食品衛生法の基準によると水のみを原料とした清涼飲料水と定められています。生成方法は地下に流れる水を採水し、ろ過装置にかけて不純物を除去、その後短時間で加熱殺菌し無菌状態にします。短時間加熱なので美味しさを損なうことはありませんし、製造工程では常に品質管理や厳しい衛生管理がおこなわれているのでいつも安全で美味しい水を飲むことができます。これに対し市販されている水素水やウォーターサーバーの水素水は、厳しい衛生管理がなされている飲料水に各社独自の方法で水素を発生し飲料水に溶け込ませたものです。そのため通常の飲料水より高い濃度の水素が含まれており、安心して飲むことができるのです。

ミネラルウォーターをペットボトルで購入、またはウォーターサーバーを設置している家庭もありますが、それぞれ目的が違います。飲料水は水分補給や調理といった生活手段として、ミネラルウォーターはミネラルの補給が目的です。それでは水素水はというと、水分やミネラルの補給といった効果にさらにプラスした効果を期待することができるのです。

水素水にはどのような効果があると考えられるのか

水素水

飲料水やミネラルウォーターにプラスした効果を期待できる水素水ですが、現在最も注目されており研究が進んでいるのが活性酸素の除去です。高濃度の水素を含む水素水には抗酸化力や抗炎症作用を期待することができます。実際に研究過程において点滴として体内に高濃度の水素を送り込むことで細胞内にある活性化酸素と反応し、無毒化して水に変え尿として排出されることが分かっています。活性酸素は体にとって有害なことは周知されているとおりで、これらの攻撃によって動脈硬化やがんが誘発される確率が高まる可能性があることから、除去することができれば活性酸素を原因とした病になる確率を下げることができます。

またこうした効果に関連して肌のたるみやくすみといった美容面、ダイエットにも期待できます。老化の原因のひとつは活性酸素による細胞の酸化で、新陳代謝が衰えるとシミやしわといった肌のトラブルがおきます。新陳代謝の衰えは美容面だけでなく血流の流れにも影響するため、代謝が活発になって血行を促すことができれば老廃物の排出をスムーズにしてダイエットに役立ちます。このように健康維持や病気の予防、美容やダイエットなど様々な効果を期待できるのが水素水です。

水素水にはどのような種類があるのか

水素水

水素水の生成方法は先述したとおりですが、現在市販されている飲料用の水素水には様々な種類があります。主なものとしてアルミパウチやアルミボトル容器入りのものです。密閉性が高く衛生的で持ち運びしやすいので外出時にのどが渇いたら手軽に水分補給できます。ドラッグストアやスーパーで販売しているので手軽に購入することができます。ただし続けて飲むにはコストがかかります。飲料水の中に溶かして飲む水素水スティックも販売されています。高純度のマグネシウムと水を混ぜることで水素と水酸化マグネシウムが発生します。水酸化マグネシウムなんて大丈夫なのと不安な人もいるかもしれませんが、昔から便秘薬として使用されてきたこと、豆腐のにがりにも用いられていることから安全性は高いといえます。

水素水スティックには使い切りタイプと繰り返し使えるタイプがあり、いずれも安価に水素水を作れることがメリットです。ただし作るのに時間がかかり、高濃度の水素水が欲しい人には不向きかもしれないです。水素水生成器は電力を利用して飲料水を電気分解し、発生させた水素分子を水に溶かし込む機器です。据え置き型や水道の蛇口直結型、ウォーターサーバーなど種類があります。ウォーターサーバーだと設置工事が不要で冷水、温水の両方使えて便利ですが、毎月レンタル料がかかります。またどこでレンタルするのかによって水素濃度や使いやすさに差があるので、検討する場合はいろいろ比較して決めることが大切です。

水素水の飲用にデメリットはないのか

水素水

様々な効果を期待できる水素水ですが、飲用することにデメリットはないのだろうかと疑問や不安を感じる人もいるはずです。公的機関のひとつである国民生活センターは、水素水には公的定義等がなく溶存水素濃度も様々であると発表しています。確立された医学的エビデンスもないため、明確な効果があるというのは少し難しいかもしれませんが、複数の学術雑誌に水素水の有用性を示す医学研究報告が発表されているのも事実です。また医薬品ではないので摂取したからといってすぐに効果が出るものではなく、効果を実感するには長い時間が必要になります。

これらのことを総合すると水素水の飲用にデメリットは考えにくいですが、確実な効果を期待するには長期間にわたる飲用が必要であるということです。水素水は公的な定義がなく、現在のところ特定保健用食品や機能性表示食品として許可されたものではないです。水素濃度は各メーカーが販売している水素水によって違いますし、飲料水に溶け込んだ水素自体、時間の経過によって失われていく特性があります。したがって強いてデメリットを上げるのであれば、飲むことそのものではなく将来の可能性を信じて飲み続けるにはコストがかかるということです。

まとめ

水素水

近頃話題の水素水について解説しました。活性酸素を除去し細胞を酸化から防ぐとされる水素水は、今後ますます研究が進むことが期待されます。現在分かっていることは高濃度の水素によってもたらされる効果です。医薬品のような副作用を考えにくく、拡散性が高いことから体内に取り込んでも蓄積される心配がないです。したがってなにかの効果を過大に期待して飲むよりも、ミネラル補給を目的とするミネラルウォーターのように、水素を手軽に補給できる飲料水程度に考えて飲むようにするのが良いかもしれないです。